世界に一つのプレイブック(Silver linings playbook)
2012年 アメリカ 2時間3分
監督:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:デヴィッド・O・ラッセル
キャスト:ブラッドリー・クーパー
ジェファニー・ローレンス
あらすじ
妻ニッキの浮気現場を目撃し大暴れしたパッドは、8ヶ月で精神病院を退院した。
妻からは接近禁止を言い渡されているにもかかわらず、自分は正常だと思い込んでいるパッドは、復縁のため妻にしつこく連絡を取ろうとし続けていた。
そんなある日、パッドは友人ロニー夫妻の食事会で、ロニーの義理妹ティファニーと出会う。
ティファニーは夫と死別しており、ショックのあまり同僚全員と肉体関係を持ったことからトラブルとなって失職。今は心理療法を受ける身だった。
ティファニーはニッキと連絡を取りたがるパッドに、「ダンス大会に一緒に出てくれたら、ニッキに手紙を渡してあげる」という話を持ちかける。
感想
簡単に言っちゃうと、病んでる人同士の恋愛ドラマっていう感じ!
感情移入しやすいタイプなので、観ていて何だかハラハラしました(笑)。
評価は結構良いみたいですが、正直個人的には「めっちゃ良い!」っていう感じでもなかったかな…。好き嫌いがはっきり分かれるのかも?
シリアスにしては中途半端だし、コメディーにしてはあまり笑えるシーンはなかったし、恋愛にしては「あれ?さっきまであんなにニッキニッキ言ってたのに!?」って感じ(笑)。
絵に描いたようなハッピーエンドも、個人的には微妙…。
でも、人生の絶望から前を向いて「より高みへ」進もうとしている姿は、見ていて気持ち良かったです!
今ちょっと病み中だったり、うつ病だったりする人が観たら、何か勇気や希望をもらえる映画だと思います!
「過去を含めて自分が好きよ。過去が今の自分を作ったの。
あなたにも同じことが言える?過去を受け入れたらどう?」
というティファニーのセリフは、めちゃくちゃ心に刺さりました。
そして1番の見所は終盤のダンスのシーン!
それぞれの想いがぎゅっと詰まったダンスは、とても魅力的なので必見ですよ!